読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

cloud9science

ワタクシ@yu_kuboが見てきたこと作ったもの思ったことなどのメモ置き場

産業観光バスツアー「セメントの道 石灰石鉱山と宇部興産専用道路」

IMG_4949

宇部興産伊佐セメント工場,伊佐鉱区の石灰石採掘現場。前日までの雨で水がたくさん溜まっています。水面のあたりが海抜ゼロメートル。対岸までは1.2km

 

山口県美祢市宇部興産伊佐セメント工場と宇部市宇部興産宇部セメント工場をつなぐ日本最長の私道(企業が所有する高速道路規格の道路)宇部興産専用道路(全長32km)という道路があります。そこを走るバスツアーに参加してきました。昨年に何かの調べ物でその存在を知り,大変楽しみにしての参加でした。

www.csr-tourism.jp

このツアーは11月19日(土)にも実施されます。こちらは9月1日に募集開始ですよー。

 

ツアーの集合場所は新山口駅新幹線口。前夜のサンライズで東京から岡山へ,岡山から「さくら541号」の乗り継ぎで新山口へ。当日は微妙な空模様でしたが,途中ぱらっときたくらいで雨はほぼなしでした。

 

ツアー参加者は観光バス1台が満席分,40人くらいかな。東京(←これは私),千葉,神奈川からの他に,都道府県別では広島からの参加者が最多とのこと。まずは最初の目的地,秋吉台秋芳洞へ。

www.karusuto.com

 

DSC09153

DSC09156

秋吉台は草原を維持するために毎年2月に山焼きを行っています。続いてバスで秋芳洞黒谷口へ。

www.karusuto.com

 

DSC09173

DSC09170

DSC09179

DSC09180

DSC09189

黒谷入り口から正面口へ。お昼ごはんのあとは宇部興産伊佐セメント工場へ。

 

DSC09208

ロータリーキルンの熱気が届く工場の中を通って伊佐鉱区を望む展望台へ。断面の黒い部分は粘土ですがそれ以外はすべて石灰石。発破で崩したものをホイールローダーで60トン積みダンプに積み,工場まで運び上げます。鉱区の底に溜まった水はポンプアップして,工場から出るすべての車両のタイヤ周りの洗浄に使っているとのこと。私たちの乗ったバスも,工場から出るときには洗浄しました。

 

DSC09221

60トン積みダンプが石灰石を落とすところ。ここで石灰石をさらに細かく破砕し,ベルトコンベアで工場へ運びます。伊佐セメント工場では石灰石をロータリーキルンで焼いてクリンカー(セメントになる手前の段階)にしています。クリンカーや石灰石は80トン積みダブルストレーラーに積み,宇部興産専用道路をつかって宇部セメント工場へ運びます。帰りは宇部港から伊佐セメント工場まで石炭(工場内の自家発電用)を運んでいます。

 

DSC09220

DSC09224

工場と鉱山は隣接しています。というか石灰石を採掘した跡地に伊佐セメント工場を建てたのだそうです。

 

DSC09226

展望台の足元に落ちてた石灰石。ウサギのうんこも落ちてた。

 

DSC09232

IMG_4959

80トンの貨物を積んだ35台のダブルストレーラーが毎日,伊佐セメント工場と宇部セメント工場をつなぐ宇部興産専用道路を10往復しています。単純計算で1日あたり2万8000トン,年間で1000万トン。美祢市の山がそれだけ削られ,コンクリートに加工されて全国に運ばれているのですね。ダブルストレーラーだけではなくて普通のナンバーをつけたトラックや乗用車が走っているのも見かけました。

私たちのバスも宇部興産専用道路を疾走して宇部セメント工場へ。の前にトレーラー整備工場へ。

 

DSC09238

運転席とエンジンが付いているのはトラクター,貨物を載せて引っ張られるのはトレーラー。1台のトラクターで2台のトレーラーを引っ張るのでダブルストレーラーです。以前は35トン積みトレーラー3台を連ねた105トントリプルストレーラーも走らせていたのだそうです。道路交通法では全長18メートルまでという制限があるのですが,宇部興産専用道路は私道なのでその制限を受けません。KENWORTHはオーストラリアのメーカー。オーストラリア製を使っているのは日本と同じ右ハンドルだから。

 

2017-04-12追記

以下のような指摘をいただきました。

ぐぐってみたところ,指摘の通りKENWORTHはアメリカのメーカーでした。オーストラリアに子会社があるようなので,そこからの輸入だったのをオーストラリアのメーカーだと私が勘違いしてしまったようです。ご指摘ありがとうございます。

追記ここまで

 

DSC09240

DSC09241

DSC09247

DSC09248

整備工場の次は興産大橋を通って宇部セメント工場へ。

 

DSC09254

興産大橋の勾配は6%もある。ダブルストレーラーにとってはかなり厳しい条件らしい。

 

DSC09255

DSC09260

DSC09262

DSC09264

最後はUBE-i-Plaza宇部興産が素材を提供した製品の展示施設)。

大変に充実した産業観光ツアーでした。ちょっと残念だったのが工場内は撮影禁止だったこと。場所を限ってでもいいから工場内の撮影もしたかったところです。そうすれば工場萌えのみなさんにもっとアピールできるはず。

 

 

 

その他の写真はこちら↓

2016-06 ube mine cement factory | Flickr - Photo Sharing!