神奈川県立生命の星・地球博物館で,生物画家の川島逸郎さんとゲッチョ先生こと盛口満さんの講演会が 開かれるということで,2週連続で自然史博物館に行ってきました。
特別展関連講演会 特別講演会「サイエンスにおける生物画とその世界」 | 神奈川県立生命の星・地球博物館
JRで小田原へ。箱根登山鉄道に乗り換えて入生田へ。現地到着は10時くらい。講演会は午後からなのでまずは特別展「生き物を描く 〜サイエンスのための細密描画〜」へ。
2015年度特別展「生き物を描く~サイエンスのための細密描画~」|神奈川県立生命の星・地球博物館
オオセンチコガネ。絵だとは思えないような輝き。
新種記載論文とその原画。
標本と生物画を見比べられるのは,美術館じゃなくて博物館だから。
じっくり2周しました。
前回,生命の星・地球博物館の講演会に参加したのは2年前でした。
その時の反省を活かして12時過ぎには受付周辺で待機。最前列をゲットしました。ちょっと残念だったのが写真撮影が禁止だったこと。式次第は以下のとおり。
1 開会挨拶 瀬能 宏(企画普及課長/学芸員)
2 趣旨説明 渡辺 恭平(学芸員)
3 博物館の生物画コレクション 大坪 奏(学芸員)
4 「昆虫を描いて40年 〜私の標本画修行〜」川島 逸郎(川崎市青少年科学館学芸員/生物画家)
5 「本当はどんなかたちなの? 生き物の姿」盛口 満(沖縄大学教授/ゲッチョ先生)
6 閉会挨拶 添田千絵(副館長)
川島逸郎さんの朴訥とした語りは,スライドで映しだされた絵の美しさとともに,職人魂を感じさせるものでした。川島さんが中学生や高校生の頃に書いた失敗や間違いのある絵の紹介もありました。写真にはない絵のチカラは,見せたいところを取捨選択できること,という話に納得しました。
ゲッチョ先生からは大学での授業の様子の紹介がありました。小学校理科教員養成コースでの授業でカッパの絵を書かせると,どの学生もまあわりと見られる絵を書くのですが,これがアリの絵になると途端に怪しい(学生の書いた絵を見て会場大爆笑)。絵を書くためにはまずは対象をよく観察すること,そのためには知識が必要なこと,いろいろな大切なことがあるというお話でした。
この夏はまだまだ見たい企画がたくさん。次はどこに行きましょうか。
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2015-08 kanagawa prefectural museum of natural history | Flickr - Photo Sharing!