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cloud9science

ワタクシ@yu_kuboが見てきたこと作ったもの思ったことなどのメモ置き場

P-3C体験搭乗@下総航空基地開設54周年記念行事

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2週間前の岩国航空基地祭のUS-2体験搭乗には外れてしまったのですが,下総基地(千葉県柏市)のP-3C体験搭乗に当選したので行ってきました。

北総線で新鎌ヶ谷まで。駅前から海自の用意したシャトルバスで基地へ移動。

通常の航空祭と違って基地開設記念行事ということなのでしょうか,国会議員などの来賓を招いての式典が行われていましたが,こちらは興味ないのでパス。

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式典の途中に行われた編隊飛行によるフライパス。

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P-3Cの救難任務における非常用コンテナ投下デモ。
この他,CH-47Jを使った第一空挺団による空挺降下デモもありました。

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2週間前,岩国でじっくり見てきた救難飛行艇US-2を再び。真正面から見たところ。
2番エンジン(向かって右から2つ目)がまっすぐこちらを向いているのに3番エンジンが外側を向いている。
実はすべてのエンジンを機体中心線から右に3度偏向させて搭載しています。
プロペラの回転と逆向きに発生するモーメントを打ち消すためらしい。

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このUS-2は普段,厚木基地で救難待機についている機体を下総基地に持ってきているそうで,場合によってはここから緊急出動もありえるとのこと。
海自の航空祭では機体の展示場所近くに隊員を配置させていて,しかも気さくに質問に答えてくれます。
救難待機の話はUS-2の前にいた海自パイロット(まだ若い20代に見える女性でした)に聞きました。

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下総基地には下総教育航空群の203教育航空隊があり,P-3C哨戒機が配備されています。
ここは海自の航空機要員を教育し,全国の一線部隊に隊員を供給するための基地です。
この基地の機体は翼端がオレンジ色に塗られていますがこれは実戦機ではなく練習機を示す標記だとのこと(これも展示機の横にいた若いパイロットに聞きました)。

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陸自からはAH-64Dアパッチ・ロングボウ,UH-1,AH-1の他にトラックや給水車などの車両が展示されていました。
空自からはC-130Hだけ。百里からF-15JかF-4EJくらい呼んでもいいんじゃないかと思ったり。

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さて午後からはP-3C体験搭乗。
第1格納庫で当選ハガキを出して搭乗手続き。荷物と携帯電話を預けます。
その後に注意事項や飛行経路などのブリーフィング。

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私は1回目の2番機(4機のP-3Cが体験搭乗に用意されていました)。1機あたり体験搭乗者は10人。
機内には機長,副操縦士,航空機関士の他に体験搭乗者をサポートする隊員が5名ほど乗っていました。

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私はコクピット内の副操縦士席の真後ろの場所をあてがわれました。
椅子があるわけではなく,機器の入ったボックスの上に腰掛けて副操縦士席の後側の取っ手を掴んだ状態。
シートベルトは当然なし。
その状態でエンジンをひとつづつ始動するところからタワーの許可を受けてタキシング開始,誘導路をランウェイエンドまで移動。
1番機が滑走路左半分を使って離陸,こちら2番機はその後を追って滑走路右側から離陸。
そういった様子を副操縦士の頭越しにP-3Cのコクピットから全部見せてもらいました。

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飛行高度は300mほど。地上がとてもよく見えます。
「あの草原みたいなのが第一空挺団習志野演習場」「あれが成田空港」などと地上の様子を教えてくれるだけでなく,あれこれの操作の意味なども説明してくれます(「いま左側の1番エンジンから順にエンジンを起動させています」とか)。
海自のP-3C川崎重工で80年代から90年代にかけてライセンス生産された機体ですのでコクピットはアナログ計器だらけ。
そういうわけで隊員に聞いてみたら新型のP-1は全面的にグラスコクピットになっているとのこと。

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体験搭乗の中盤で他の参加者と場所を交代,後ろの休憩席に移動しました。
そちらの席でもさまざまな装備品の説明をしていただきました。
通常のパトロールでは長時間海上を飛行することになるので電気ポットや冷蔵庫が機内に装備されてる。
ベイルアウト用のパラシュートを持たせてくれたのですが,これがずっしり重い。
海自の航空機なので脱出となれば海上です。
ラフトや非常食の準備もあり,2週間は漂流しても大丈夫であるとのこと。
「今日は陸上しか飛びませんので,不時着するならたぶん川の上ですね(笑い)」
そうこうするあいだに時間がきて下総基地に着陸。
第1格納庫出発から帰投まで30分,飛行時間は15分ほどでしょうか。
天候がよかったこともあって,離陸も着陸も,とてもスムースでした。
体験搭乗を担当されているのはインストラクター資格を持ったベテランばかり。
私の乗った2番機は機長が三佐,副操縦士が一尉でした。
普段は若いパイロット(今日は航空機展示の解説役をしている)を鍛えているのでしょう。
いやー,とてもよかった。今度はUS-2にも乗りたい。ぜひ乗りたい。

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下総基地に帰ってきた体験搭乗1番機と2番機。そして手前側は離陸待ちの3番機と4番機。
2機ずつ交互に飛んでいるようでした。

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海自の航空祭には2回目の参加ですが,空自の航空祭に比べて参加者が多すぎることもなく,ゆったり楽しめるのがいいですね。
来年こそは岩国のUS-2体験搭乗が当たりますように。

2時過ぎに下総基地を離脱して次の目的地に移動。



その他の写真はこちら>2013-09 shimofusa air base open house - a set on Flickr